もてまんのレビュー一覧
感動して涙が出ました なんて感想は わざとらしくて好きではないのですが 最終章 わたしの目には間違いなく涙が滲んでいました 月日を重ねるということは とても素敵なこと 人は 失ってしまうものばかりに目を向けがちだけれど 重ねられていくものを もっと 愛でていけるのならば ずっと 幸せなのだと思う わたしはどんなお婆さんになろう そんな風に 不思議にワクワクした読後でした 若い人に 読んでもらいたいですね ぜひご一読を
偶然なのか必然なのか 人は巡り合い 人生は交差する―― ユーモラスでチャーミングで 凛とした老婦人・千鶴子さん 彼女の人生に触れることで 自分の内にある大切なもの 外に求める大切なもの それらを守るための強い覚悟や深い愛―― 主人公の青年・繁徳や舞ちゃんと一緒にいろいろなことを考えさせられました。 人生の秘訣とも思える魔法の言葉があちらこちらに散りばめられていて… 根底に温かな愛が流れている作品です♪ 千鶴子さんに愛を託され、励まされたた気持ちでいっぱいになりました(^O^)/
少し長いお話ですが、読みごたえもあるし、どんどん先が気になります。 そして、読んだ後のスッキリ感! あの充実感はなかなか味わえないと思います。 読んで損はありません! あたしの心も何だか少し成長したような気がします(^o^)/ 心がホカホカになること間違いなし! ただなんとなーく生きてるあなたや、人を愛することがよく分からないあなたにオススメです★ とにかく、読んでください!
「あんた、もてないだろう?」 レンタルビデオ屋でアルバイトをする繁徳は、ある日派手なお婆さんにそう声をかけられた。 「あんたには『もてまん』の素質があるよ」 お婆さんの言う「もてまん」とは一体……!? 様々な人間たちの、様々な愛を、丁寧に描いた作品。 読んだ後、胸がじんわりあたたかくなって、その余韻に浸りたくなる。 そんな作品です。 ぜひご一読を!
何層にも重なる、様々な世代の愛の話が丁寧に綴られていきます。 大昔から、人は愛し、愛されて。その繰り返しで今私たちが生きている。 時の流れを感じる、深いお話。 秋の夜、ゆっくりお楽しみください♪
確たる目的も無く、C'est La Vieとばかりにグータラ浪人生活を送る繁徳。 その前に現れたのは……シャンソン歌手の肩書きを持ち、華奢な身体に薄紫色のショールを纏い、シャネルのサングラスで武装した、ハデハデぶっ飛び婆ちゃん千鶴子だった。 そして縁エニシが縁を呼び、彼の生活は彼女の送ってきたLa Vie En Roseな生き方に引き寄せられていく……。 映像化不可能な、五感を揺さぶる描写が、貴方を一瞬で物語へと引き込みます。 そして終盤は愛すべきキャラクター達との別れが惜しくて、ページを捲る勢いが滞ってしまうほど。 貴方をきっと満足させる、『もてまん』の世界へ ようこそ!
振り返ってみれば いろんな青春がありました 若い二人の青春 夫婦の青春 それから、その人生と書いて 「青春」と読むしかない おばあちゃんの青春 大切なものを見つけようとする その時間を 大切なものと向き合おうともがく その様を 生きることに直向きであった時を それを青春と呼ぶのでしょう 「青春」道中の先輩に導かれ 前に進んでゆく二人 年寄の説教話?なんて思ったら 大間違い! ラストまで輝きを失わない キラキラした愛の人生を生きる 最高に魅力的なおばあちゃん あなたも千鶴子さんに 出会ってみませんか?
この作品で出てくる千鶴子さん、俺はこんな人にそばに居てほしかった。そう心から思いました。 いろんな経験をされた方だから言える事がある。 俺自身、心を閉ざしていたから、千鶴子さんのような人がいたら救われただろうと思いました。 人生、家族、愛、大切なことがいっぱい詰まった作品です。 心が救われました。 bikkeさん素敵な作品ありがとうございました。
街中での奇妙な出会いが全ての始まり。 元シャンソン歌手の千鶴子さんと浪人生の繁徳の、奇抜でハートフルな物語。 今まで、携帯小説にこんなお話があったでしょうか。 時に笑い 時に悲しみ 時に喜び 今まで読んできた携帯小説の中でも上位にのぼる作品になりました。 一見ぶっ飛んだおばあちゃん千鶴子さん その温かさに読んで確かめてみては…?