私が求めていたもの
* 始まり
ピピピピピ

朝から目覚まし時計の音がうるさい。



タイヨウがまぶしい。



今日も一日が始まろうとしている。



「亜里抄ぁ!!アタシ寝不足だから今日は学食でランチすませてね~♪」



リビングから叫ぶ親。



近所迷惑という言葉をしらないのか……。



「はいはいーー。」



適当な返事をして制服に着替える。



寝不足だからお弁当作らないとかどんな言い訳か……。



まー今日は朝レンあるからもう家でなきゃーー。

「いってきまーす。」

「おいっ亜里抄!!朝食は?」

「んーーコンビニよっていくから大丈夫。いってくるーー。」



これでも気分いいほうなんだよ??



あたし、傷つくことが一番嫌だから。



だから人のことを思ったりしない。



人は信じられてから絡むのが一番。
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