私が求めていたもの
「俺も好きだよ……亜里抄。」



彼はそう言って静かに私の唇をふさいだ。



でもアタシには桃という存在が不思議でたまらなかった。



「ね、でも桃はどうするの??」

「この前好きって告ってきたんだ。亜里抄は李貴たちと仲良かったもかったから桃を選んだ。俺中学の頃から、中学の入学式の頃からずっとお前だけ見てきた。」



え……??



嬉しかった。



両思いだったんだね。。



「ありがとう。」



その後私達は校舎へ戻った。



悠樹は放課後、桃と話すって言ってくれた。



アタシは元居たベンチへ戻り



みのとかよの元へ走っていった。



「亜里抄ぁぁぁぁぁぁ!!」



亜里抄って呼ばれるだけで励まされるんだ。
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