婚約者の秘密♪

夏合宿前の一時

――――――――――
――――――――



そして、合宿のグループ分けが始まった。



「じゃあ、自由に男女2人ずつになって」


先生の掛け声で皆が立ち上がった。



すると達也と目が合った。



あっ!達也となりたいなぁ



そう思って近づこうとしたら…


「本条く~ん!」


クラスメートの増田さんが達也の腕にくっついた。



「ねぇ~。一緒の班になろうよ~~」


増田さんは甘ったるい声で達也に話しかける。



なんか…少しムカつく。



達也から黒いオーラが見える気がする。

顔は崩してないが機嫌が悪そう…



「増田…いい加減離れろよ」


達也の低い声が聞こえる。



< 153 / 284 >

この作品をシェア

pagetop