婚約者の秘密♪
「えっ…何を?」


「ちょうど1年前のこの季節のこと」



達也は空を見ながら言った。


青く綺麗に晴れ渡る空。



「覚えてるよ。達也と出会った日のこと」



そう。
1年前のこの季節、初めて達也を婚約者として紹介されたんだ。



私が微笑むと達也も笑ってくれた。



「そう!あの頃の優羽って俺のことすっげぇ拒絶してたよな」


「だっ、だって突然クラスメートと婚約って言うんだもん//

しかもほぼ初対面なのに達也ってばキスしてきたし…」



本当…あの時は達也を好きになるなんて絶対にないって思ってた。


強引で学校と違う態度だからムカつく奴って思ってた。



でも…達也の優しさとかに触れて離れたくないぐらい好きになっていた。



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