婚約者の秘密♪
「あの時はこんな未来がくるなんて思ってもいなかったなぁ。
達也もそうでしょ?」



「俺らが両思いになるってことを?」


「うん」





「俺は婚約する前から優羽のこと好きだったよ」









……えっーー!!!!!!



突然のカミングアウトに一瞬、固まった。



「うそ…」


「嘘じゃねぇよ」


なんで…?!



「いつから?!」


「ん~…秘密!」


「でも私達、婚約するまで関係なかったでしょ?」


「会ったことはあるんだよ。もっと昔に」


「えっ?」


記憶を探ってみたけど思い当たる点がなかった。



「やっぱり優羽は覚えてないみたいだな」


達也はフッと笑った。



「ごめんなさい…」


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