婚約者の秘密♪
「……ン………ぁ…」



角度をかえて何回も、激しく。



でも…なんだかいつもと違う。


いつもは強引にするときも気遣ってくれてるのに
今は…無理やりで力任せな感じがする。





そしてやっと離れたので私は大きく息を吸った。



「…ハァ…ハァ……達、也…?」



外は暗くてよく見えないけど達也の顔は怒っているみたいだった。




「――なんで…」


やっと達也の口が開いた。



「なんで倉持にキスされてんだよ」


キュッとまた掴まれている手の力が強くなった。



やっぱり…達也も見てたんだ…



「ごめんなさい…」


今の私にはこの言葉しか思いつかない。



「しかもなんで告白された時に返事をしなかった?」



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