婚約者の秘密♪
――――――――――……
――――――――……
―――――――…



気がついたら朝になっていた。

だけど寝た気がしない。


頭の中は達也でいっぱいだ…



「優羽?」


莉奈の声がして部屋のドアが開いた。

少し心配そうな顔をしている。



「おはよう、莉奈」


私は出来るだけ笑った。



「優羽、大丈夫?」


「うん!もう大丈夫!」



これ以上、莉奈に心配かけちゃ駄目だ…



「そっか…。そろそろ朝ご飯の時間だから行こ」


「うん」


私達は食堂に向かった。



食堂には結構、人が集まっててごった返していたけど
私は自然と達也を探した。




あ…達也。



達也は同じ班の人と楽しそうに食べてた。



< 176 / 284 >

この作品をシェア

pagetop