婚約者の秘密♪
ふと達也がこっちを向いて目があった。



でも……すぐに反らされてしまった。



達也――



私の心がズンッと重くなる。



しかも達也の側には増田さんが来て達也と普通に話してる。






ねぇ達也…

私達…もう駄目なのかな…?

もう一緒に笑い合えないの…?





私はつらい思いを我慢して朝ご飯を食べに行った。



それから予定通り
山に登ったりしたけど頭の中は達也のことばっかりで周りの音も綺麗な景色も覚えていない。



山に登り終わり、部屋でボーとしていたら心配そうな顔をした莉奈が近づいてきた。



「優羽。やっぱり変だよ。
何かあったなら私に相談してよ!」



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