婚約者の秘密♪
私、そんなに酷い顔をしてたのかな…?
頑張って笑ってたつもりだったけど。



「莉奈…」



私は糸が切れたようにまた涙が頬をつたった。

そして泣きながら昨日の夜のことを話した。



もちろん達也のことは伏せて。



話終わる頃になっても私の涙は止まらない。


「私達…もう‥駄目なのかな…」



さっきから悪いことばっかり頭の中に浮かんでくる。



「…優羽。元気だして。
きっとその時はお互いいっぱいいっぱいだったんだよ。

もう1度話し合ってみたら?」


莉奈の優しい声が聞こえる。



私もこのまま終わりたくない。



でも……朝、達也に目をそらされたシーンが頭の中でずっと流れてくる。



「優羽…?」



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