婚約者の秘密♪
きっと私が落ち込んでいると思ってきれたのかな?


千亜希さんの笑顔が嬉しかった。



「はい!」


私も笑顔で晩ご飯を食べた。










ご飯を食べ終わった後、お風呂に入ろうと思って浴室に行っていたら達也に会った。


「あ、達也!おかえり」



「ただいま」



私が笑って言うと達也も笑ってくれた。



「…今日も遅かったんだね」



私はつい思っていることを言ってしまった。



「あ…。親父が仕事で忙しくてな」



達也はいつも通りに答えたつもりかもしれないけど、やっぱり何か隠している。


だけど嘘をつかれたのが悲しくて私は「そっか…」と言って達也の横を通り過ぎた。


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