婚約者の秘密♪
やっぱり……浮気してるのかな?




私はトボトボと重い足取りで家に帰っているつもりだったのにいつの間にか繁華街に来ていた。


そして私は莉奈から聞いたジュエリーショップの前まで来ていた。


今は冬だからかイルミネーションが綺麗に光っている。




ジュエリーショップの入り口には誰もいなかった。



「そうだよね。達也がこんなところにいるわけないよね」



きっと誰かの見間違いで噂になったのかな。



私は少し安心して家に帰ろうとくるっと後ろをむいた。




“カランッ”



ふと扉の開く音がして振り返ってみると





「えっ……!?」






その瞬間、私の周りの時間が止まった気がした。



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