婚約者の秘密♪
それがいいのか悪いのかはわからないけど、今日のことがあって私の心は決まってしまった。





達也次第だと・・・






もし…もし達也の浮気が本当だったり私に興味がなくなったのなら-…



私は達也と別れよう。


婚約破棄しよう…と。




両親達が反対するかもしれないけど、それでも私はそれを受け止めるしかない。



それが真実ならば…




そう思ったら、また涙が溢れてきた。



「やだ…!まだ、そうだと決まったわけじゃないのに…」



私は顔を手で覆った。



「達也…、苦しいよ…」



この苦しみは1度だけ経験したことがあった。



あの時はこの苦しみの正体がわからなかったけど今ならわかる。


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