婚約者の秘密♪
抵抗しても無駄だった。



そして車が走りだしてしまった。



「ちょっと待ってよ!私は行きたくないの!」


私が反抗すると



「いい加減にしろっ!」


そう一喝されて私は、これ以上やっても無駄だと思い抵抗をやめた。



浮かない顔で外を見ると、父さんが


「相手は優羽と同じ高校2年生だ」


とだけ相手の情報を教えてくれた。



「イケメンなのよ☆」


お母さんはニコニコしている。



けど私はどんな人だろうと、正直どうでもよかった。
どんなにカッコ良くても私が好きでないなら結局、周りの男と同じだから…



そんなことを思っていると車が止まった。



お店は高級料亭。



はぁ~~…


私は、またため息をついた。



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