夏の空の虹
あれは6歳の時。

小学校に入学して

1ヶ月が立つか

立たないかくらいの時期。

皆で給食を食べてた

わいわい

1人の奴が

『おかわりぃっ』

そう叫んだ。

負けず嫌いな俺は

そいつに負けるかっ

なんて馬鹿な考えをして

残っていた牛乳を

一気に飲んだ。

その時の俺は

まだ持病のコトなんて

あんまり

分かってなかった

のどが悪く

ご飯や

飲み物を一気に食べたり

飲んだりすると

悪化して

時には

息も出来ないくらいに

なるなんて…

親には聞いてたけど

6歳の子供に

そんなコト言って

守れるはずがない。

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