夏の空の虹

お父さん、お母さん、一輝へ。

久しぶりに家に帰れたのにごめんな。

このメールを見てるってコトは…もういないかな。

お父さん、ありがとな。

会社で疲れてるのに

毎日、毎日…

来てくれて。

お父さんってのは…

世界共通で

泣かないもんだよ。

の癖に、うわんうわん泣きやがって…

病室でた後すぐ泣くから

隠してるつもりでも

まるぎこえ。

それは、お母さんにも言えること。

２人で泣くから余計だよな。

まるぎこえだった。

でも…

それだけ

愛されていたってわかった。

お母さん。

看病してくれてありがとう。

一番辛い時、痛い時…

一歩も動かないで

ずっと一緒に居てくれて

ありがとう。

一緒に戦ってくれて

ありがとう。
それから、一輝。

お前も

友達と遊び盛りなのに

わざわざ暇とか

嘘抜かして…

ごめんな。

ホントに悪かったな。

まあ、これからは

今までの分まで遊べよ？

ただし、

お母さんとお父さんに

迷惑はかけないコト。

それと

俺がいなくなって

メソメソ泣いてるんじゃねーよ？

お前は、俺の分まで生きろよ？



短い遺言でごめん。

俺は

ホントに幸せだった。

この世で一番

そう言えるくらい

沢山、愛情貰った。

人並みのコトが出来なかったけど

でも

それ以上の

何にも変えれない

大切な愛情を貰えた。

ありがとう。

それから

世界で一番






愛してる…

大好き

これまでも

これからも………。