愛してる。と言えたら





その声は低くてでも優しい声だった。




「祐輔のケチ~」



そう言って私に抱き付いた男の子は私から離れた。





「なにがケチなんだよ?
てか、いきなり抱きつくか普通」



「いいじゃん!この子可愛いし♪」



なにこの人たち・・・。



「萌梨!大丈夫?」


廊下にいた啓太が駆け付けて教室のなかに入った。


< 26 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop