愛してる。と言えたら


そう、先に“好き”と言ってくれたのは


啓太だった―――…






「う、そ…」



「嘘じゃないよ
俺は萌梨チャンが好きなんだ。」




こんなにも真っ直ぐな瞳をした啓太をこの時初めて見た


私は嬉しくて涙を流しながら




「私も、啓太先輩が好きです」






そして私たちは付き合い始めた



啓太は高校生になって会える時間が短かったけど必ず毎日、1分でも会っていた。



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