猫マンションとねずみの塔
【三号室】赤頭巾ちゃんのおつかい
目の前には片付けなくてはいけない問題がある。
ベットに座って、ぼくは腕を組んだ。
「ひとつは、幽霊の問題。もうひとつは、レポートだ」
そう呟いた所で、ママにおつかいを頼まれた。
「スピリット洋酒店でお買い物頼めるかしら? 今日パパのお母さまがいらっしゃるのよ」
ママはそう言いながら、いくつか洋酒のリストが書かれた紙と何枚かのコインをぼくの手に握らせた。
「おばあちゃん、来るの?」
パパのお母さん、おばあちゃんは変わり者だ。
各地を旅行して回っては、面白いおみやげを持って遊びに来る。ある時は魔女のほうきだとか、妖精の羽だとか。
ぼくはおばあちゃんは魔女なんじゃないかと疑っているが、いまだ証拠は掴めない。
ベットに座って、ぼくは腕を組んだ。
「ひとつは、幽霊の問題。もうひとつは、レポートだ」
そう呟いた所で、ママにおつかいを頼まれた。
「スピリット洋酒店でお買い物頼めるかしら? 今日パパのお母さまがいらっしゃるのよ」
ママはそう言いながら、いくつか洋酒のリストが書かれた紙と何枚かのコインをぼくの手に握らせた。
「おばあちゃん、来るの?」
パパのお母さん、おばあちゃんは変わり者だ。
各地を旅行して回っては、面白いおみやげを持って遊びに来る。ある時は魔女のほうきだとか、妖精の羽だとか。
ぼくはおばあちゃんは魔女なんじゃないかと疑っているが、いまだ証拠は掴めない。