五月雨。



大学の授業の最中



リョーコがノートに文字を書いた



【なる君とはどう?】



私はペンをとり





【どうって?】




と…リョーコを真顔で見た




【何かあった?】





【デートしてない。会ってるけど、エッチばっか。。】






【そっかぁ…デートしたいっていったん?】






【まだ。】






【いいなさい!あほー】





はっ?






「アホって!何ぃ?」





あっ…



リョーコは笑ってる…




私は授業中なのも忘れて


大きな声を出したもんだから




先生がマイクで




「うるさいぞー」




と、淡々と言った。





私は顔が真っ赤になり



俯いて座った



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