あたしの意地悪不良彼氏
いつもは長い昼休みなのに、今日ばっかりは凄く短く感じた。
他愛ない話をしているといつの間にか時間は5分、10分と過ぎていく。
『また俺がメールしたらこいよ。』
『分かりましたよー。』
カシャッ。
たった一言話しをしただけ。
その一言が命取りになった。
携帯のカメラに大事に保存されたその写真は、あたしと凌の顔がはっきりと映っていた。
『…凌君は皆のモノ。それを独り占めするなんて、覚悟は出来てるの?西山結李空さん。』
女は不適に笑いその場を去っていった。