あたしの意地悪不良彼氏

『おはよ−。』

『おはよ。紅禾』


あたしはあれから何もなく平和に生活していた。




そんなある日。



ドンッ。



教室の扉が勢いよく開かれたと思ったら、そこには…





井上凌が立っていた。




凌は周りの視線なんて気にしない様子で金髪を揺らしながら自分の特等席へと座った。



間近で見る凌は、周りが騒ぐだけあってとても綺麗な顔立ちをしていた。




つい、見とれていると。



『…何?』


あっ。

ヤバっ。

見てたの気付かれたかな?


その目で見られると凄いドキドキするのはやっぱり格好良い凌の容姿から?



それともその視線があまりにも冷たいから?


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