あたしの意地悪不良彼氏
第6章笑顔を再び
LoveфⅠ緋い花の女
『結-李空ちゃん♪』
そう楽しそうに話かけてくるのは今、一番話したくない人物。
緋爾花。
『…結李空に何か用?』
さすがの紅禾も不機嫌だ。
『怖いぃ。てゆ-か、結李空ちゃん、凌と別れたんでしょ?』
『…緋爾花のせいじゃん』
こいつあたしの事馬鹿にしてんの?
まぢありえん。
ムカつく。
『そっかぁ。ごめんね♪あたし達、前に付き合ってたんだけど、お互い忘れられなくて、凌の部屋に行ったら、いきなりKissしてきてびっくりしちゃったぁ。』
うぜぇよ。
あんた、限りなくうぜぇよ。
…なんて。
あたしが今言える立場じゃないか。