戦国爆走物語
煌炎
ミーン…ミーン
「あちい。
何か飲みもんだせよ。」
「貴様!
捕らえられている分際でよくそんな口が聞けるな!!!」
1人の少年、幕府軍に縛られてゆらりゆらりと馬の旅
京都の牢に連れて行かれる途中である
「煌炎様!
どうして逃げぬのです!!」
悪魔で小声で一緒に捕らえられている従者は囁いた
少年の名は煌炎【コウエン】
煌炎は従者の問いに不敵に笑った
「だって普通に幕府に行ってもつまんねぇじゃん。
それに歩くんだりぃし。」
従者は飽きれ顔
「どうしても嫌ならおまえ、今爆発しろ。
頭からどっかーんって。
ほらほら早くしろよ。」
「むっむちゃ言わないで下さいぃ!」
「おまえらごちゃごちゃ五月蠅いぞ!」