戦国爆走物語




―幕府―




「清藍様…!」


「うむ。
何用じゃ?」

幕府補佐役長【青龍の清藍】


「はっ…。
何やら怪しい炎使いがこちらに来ているようで…他国からの使いでしょうか?」


「ほう…炎使いとや?
どんな奴じゃ。」


「たしか…赤色の髪に、背中にはでかい双剣を背負っているとか…。」


「ほう…!!!
なんとそやつか!!」


「そやつ…とは?」


清藍は長い束ねた髪を靡かせ、笑う


「なぁに。
我の兄弟じゃ。」


「兄弟!!??」


「そうか…今の幕府はあいつには気に食わんのかのう。
あぁ…くるのじゃ。
早く我に成長した姿を見せておくれ。」


そして清藍は目の前の従者たちに、歪に笑いながら言った


気をつけるのじゃ
あやつはただの炎使いじゃないぞえ





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