戦国爆走物語





「おっ、ありゃ町だなぁ馬。
疲れたしあそこに寄ろうじゃないか。」


煌炎が笑うと、役人は町の方を見て嫌な笑いを浮かべた


「ひゃはあああ…!
助かったぞ!!!
あの町は役人がうようよいる町だ!
いひひひ…!!!!」


そう言いながら、煌炎を勢いよく投げ飛ばして役人は町に向かって全力疾走をする


「へぇ…。
つまんねぇ奴だと思ったが、案外面白いことすんじゃん。
10秒まってやらぁ。」


「煌炎様!
楽しがってる場合では…!
このままでは住人に被害が及びますぞ!」


「壱。」


「煌炎様!」


「弐…参、しぃーごぉろくぅ。」


「ひぃち、はちぃきゅーじゅっ!!!
鬼ごっこの始まりだ。」


そう言うと、足から炎がボワッと現われる


「いくぜ。」



ドッ…!!!!!



その瞬間、砂が巻き上げられ煌炎の身体が消える

そう


彼は今【光速】なのだ




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