ボランティア委員
「その子よりもいい大学にいってその子を見返す!!心に決めたのです!!」
「決めたのですっ」
蓮華まで復唱しなくていいって。
って2人共どうした。
私は黙って、2人を見ていた。
「勉強はもちろん!!委員会の仕事も頑張り始めました!!」
「ましたっ」
ごめん、本当恥ずかしいんだけど。
廊下にいるほとんどの人はこちらを見ていた。
おそろしく、冷たい目で。
「そこでっ成績トップのその子とか、不良もどきが夜、駅前を出歩いてることを知ったのです……」
「知ったのですよ……」
そろそろ、私がつっこめばいいのかな。
口を開こうとしたとき、私は、はっとした。