戦場駆け征く
「その気持ちを忘れた瞬間に、お前はただの殺戮者となることを、忘れるな」



私や藍侫のように、な。

その言葉が、春鈴の真意だったことに、はたしてこの男が気付いていたかは、彼女には分からなかった。
< 82 / 102 >

この作品をシェア

pagetop