都会の魔女
その言葉通り2週間後、早速ガンさんからランチのお誘いの電話があった。

ガンさんが連れて行ってくれたのは、とてもおしゃれなカフェだった。

「洋子ちゃん、元気そうだね。

仕事辞めてから毎日 何して過ごしてるの?」

「料理教室に行ったりフラワーアレンジメント習ったり・・・
花嫁修業ごっこしてます。

実は私、将来旦那さんと二人で
このお店みたいなおしゃれなカフェやりたいんですよね。

料理もお花もその時に役に立ちそうじゃないですか。

だから その勉強も兼ねて。」

「そっか、充実してるんだね。」

「はい。
でもカフェの夢はいつになるかわかりませんけど・・・

相変わらず彼の仕事が忙しくて、あまり遊んでもらえないのは相変わらずだし・・・」

洋子は表情を曇らせた。
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