都会の魔女
「それに 最近
なんか誰かにつけられていると言うか
見られているような気がするんですよね。

気のせいかもしれませんが、なんだか気持悪くって。」

「そうなの?
あんまり夜遅く、一人で歩いちゃだめだよ。
それに何かあったらすぐ、僕に電話して。
駆けつけるから。」

「はい、ありがとうございます。

やっぱりガンさんに話聞いてもらうと、気持ちが楽になります。」

洋子は、マサルに会えない分、何でも優しく受け止めてくれるガンさんに甘えていた。

それからも2人は時々会ったり
メールや電話でのやり取りが続いていった。
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