都会の魔女
「ウワッ!」

慎太郎はびっくりして懐中電灯を落とした。

その瞬間明かりが消え、部屋の中には再び暗闇が広がった。

「ヒ、ヒロコ いたのか。

どうしたんだよ、こんな暗い部屋の中で・・・」

慎太郎が慌てて部屋の電気を付けようとすると

「明かりはつけないで!

あなたを待ってたのよ。
こっちに来て。」
と彼女が言った。

「やっぱり僕と別れたこと、後悔してるんだろ?

お前が謝るなら許してあげるよ。」

慎太郎は少しずつヒロコの方に近づきながら言った。

そして慎太郎はヒロコを捕まえようと手を伸ばした。

その時!
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