都会の魔女
その時、アビー探偵事務所の玄関を叩く音がした。

“コンコン”

「お、例のお客さんかな?」

アビーがドアを開けると、そこには一人の女の子が立っていた。

年のころは17~8歳と言ったところだろうか。

「いらっしゃいませ。
この間のご依頼の件ですね。」

「はい。
何かわかりましたか?」

「ま、とにかく中に入って・・・・」

アビーはその女の子を応接セットに通すと調査内容を報告した。
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