都会の魔女
第二夜 : 声
ここは東京某所。
とあるさびれたマンションの一室。
ベランダの窓を開け、満月を眺めながら
コンビニの豆大福をほおばり、時々ペットボトルのコーラをゴクゴク飲んでいる一人の女とカラスが1羽。
彼女らはこの世界の人間とカラスでは無い。
都会の人ごみに紛れ ひっそりと人の心の闇を探し求める魔女のイシュ。
そしてそのイシュの使い魔のカラス、アズラエルだ。
「イシュ、今夜もきれいな満月だね。
そう言えばこの国の人たちも、月を見ながら団子を食べる習慣があるらしいよ。」
「ふーん、そうなの。
でも月の光は、ときに人を惑わすものなのよ。」
そんな月の光に惑わされたかどうかは知らないが、
今日もイシュのサイトに迷いこんだ人間が一人、やってきたようだ。
とあるさびれたマンションの一室。
ベランダの窓を開け、満月を眺めながら
コンビニの豆大福をほおばり、時々ペットボトルのコーラをゴクゴク飲んでいる一人の女とカラスが1羽。
彼女らはこの世界の人間とカラスでは無い。
都会の人ごみに紛れ ひっそりと人の心の闇を探し求める魔女のイシュ。
そしてそのイシュの使い魔のカラス、アズラエルだ。
「イシュ、今夜もきれいな満月だね。
そう言えばこの国の人たちも、月を見ながら団子を食べる習慣があるらしいよ。」
「ふーん、そうなの。
でも月の光は、ときに人を惑わすものなのよ。」
そんな月の光に惑わされたかどうかは知らないが、
今日もイシュのサイトに迷いこんだ人間が一人、やってきたようだ。