都会の魔女
“コンコン”

「ジュース持ってきたわよ。」

幸子はノックをして、りさ子の部屋に入った。

3人はベッドの上や床に座り込んでマンガを読みあさっていた。

幸子に気が付くとゆりえは
「あ、どーも」
と上目使いで言った。

マキは軽く頭を下げただけだった。

幸子は持ってきたジュースとお菓子をテーブルに置くと、ゆりえとマキをジロジロ見ていた。
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