初恋タイムスリップ【完】
家の前に着いた。
「美音。誕生日っていうのは、産んでくれたお母さんに感謝する日でもあるんだって。
これ、父さんが言ってたんだけどね。
だから、美音、お母さんに『産んでくれてありがとう』って、ドア越しでも伝えてごらん。
お母さんが美音を産んでくれたから、俺は美音に出逢えたんだ」
成海くん…
本当に優しいね…
「わかった。伝えてみる。ありがとう」
「なんかあったら言えよ」
成海くんは、私の頭をぽんぽんとした。
「じゃあまたな」
「うん」
成海くんは、何度も振り返りながら、帰って行った。
「美音。誕生日っていうのは、産んでくれたお母さんに感謝する日でもあるんだって。
これ、父さんが言ってたんだけどね。
だから、美音、お母さんに『産んでくれてありがとう』って、ドア越しでも伝えてごらん。
お母さんが美音を産んでくれたから、俺は美音に出逢えたんだ」
成海くん…
本当に優しいね…
「わかった。伝えてみる。ありがとう」
「なんかあったら言えよ」
成海くんは、私の頭をぽんぽんとした。
「じゃあまたな」
「うん」
成海くんは、何度も振り返りながら、帰って行った。