初恋タイムスリップ【完】
修学旅行当日。
成海くんとは、クラスが違うから、新幹線でも席が遠くて、ほとんど会えない。
「ね。美音。ちょっとあれ、ムカつかない?」
隣に座っている英理が、新幹線の通路に体を乗り出して、私の腕を引っ張った。
引っ張られるがままに、私も通路に顔をだしたら、
遠くに座っている成海くんの隣に、前野さんが座っているのが見えた。
「前野め、同じクラスだからって、調子のってんな」
英理はお茶を飲みながらいった。
なんだかつまんない修学旅行だな…
京都に着くと、部屋ごとに行動。
前もって計画したとおりに、寺などを見学。
私は部屋の仲間とはぐれないように、後ろからついていった。
時々遠くに成海くんの姿が見えた。
でもいつも前野さんたち女子3人が、成海くんの隣にくっついていた。
こんなことなら、修学旅行に来なけりゃよかった…
私は修学旅行に来たことを後悔し始めた。
成海くんとは、クラスが違うから、新幹線でも席が遠くて、ほとんど会えない。
「ね。美音。ちょっとあれ、ムカつかない?」
隣に座っている英理が、新幹線の通路に体を乗り出して、私の腕を引っ張った。
引っ張られるがままに、私も通路に顔をだしたら、
遠くに座っている成海くんの隣に、前野さんが座っているのが見えた。
「前野め、同じクラスだからって、調子のってんな」
英理はお茶を飲みながらいった。
なんだかつまんない修学旅行だな…
京都に着くと、部屋ごとに行動。
前もって計画したとおりに、寺などを見学。
私は部屋の仲間とはぐれないように、後ろからついていった。
時々遠くに成海くんの姿が見えた。
でもいつも前野さんたち女子3人が、成海くんの隣にくっついていた。
こんなことなら、修学旅行に来なけりゃよかった…
私は修学旅行に来たことを後悔し始めた。