初恋タイムスリップ【完】
成海くんは優しく微笑んで、私の頭をなでた。
「どうした?」
そう言われて、見つめ合っていたら
「うわ−…………」
「きゃ−……………」
ヒソヒソ声が横から聞こえてきた。
驚いて声の方向をみると、私の部屋のドアが少しだけ開いていて、
その隙間から部屋の仲間が4、5人、顔を出して、笑っていた。
「また、後でな」
成海くんは笑って私の頭をぽんぽんとして、自分の部屋に戻っていった。
「邪魔してごめ〜ん!!」
「朝から!いいなぁ〜
私も成海くんみたいなかっこいい彼氏がほしい!」
仲間たちがベンチに座ってきた。
み、見られた。
恥ずかしい。。