初恋タイムスリップ【完】
寝ぼけて…
修学旅行が終って学校へ行くと
過去に戻ってから初めて、下駄箱に紙が入ってなかった。
気にしていないつもりだったけど、
ホッとしている自分がいた。
教室に入ると、部屋が一緒だった子たちが
「美音おはよう!」
と言ってくれた。
うれしかった。
朝、いつも成海くんが私の教室をのぞきにくるのに
今日は来ないまま、担任の先生が来てしまった。
どうしたのかな…
1時間目の休み時間に成海くんの教室をのぞいた。
成海くんはいなかった。
授業が終って放課後、もう一度成海くんの教室をのぞいた。
やっぱりいない。
お休みかな…
すると、
前野さんが近づいてきた。
「成海くん、熱が出て今日休みだったよ。
これ
成海くんのプリント。
桜木さんが持っていってあげれば?」
前野さん…
「前野さん、ありがとう」
「お礼なんてやめてよ」
前野さんは廊下を駆けて行ってしまった。
過去に戻ってから初めて、下駄箱に紙が入ってなかった。
気にしていないつもりだったけど、
ホッとしている自分がいた。
教室に入ると、部屋が一緒だった子たちが
「美音おはよう!」
と言ってくれた。
うれしかった。
朝、いつも成海くんが私の教室をのぞきにくるのに
今日は来ないまま、担任の先生が来てしまった。
どうしたのかな…
1時間目の休み時間に成海くんの教室をのぞいた。
成海くんはいなかった。
授業が終って放課後、もう一度成海くんの教室をのぞいた。
やっぱりいない。
お休みかな…
すると、
前野さんが近づいてきた。
「成海くん、熱が出て今日休みだったよ。
これ
成海くんのプリント。
桜木さんが持っていってあげれば?」
前野さん…
「前野さん、ありがとう」
「お礼なんてやめてよ」
前野さんは廊下を駆けて行ってしまった。