初恋タイムスリップ【完】
その日の夜、私の作ったハンバーグを食べ、

成海くんに先にお風呂に入ってもらった。



私はその間に後片付けをした。

後片付けが終わると、お茶を入れて食卓の椅子に座り、

テレビを見ながら、成海くんを待った。




カチャ




リビングのドアが開き、濡れた髪の成海くんが入ってきた。


「あ…お茶いれるね」



濡れた髪の成海くんを見て、ドキドキした。



「ありがとう」


成海くんは椅子に座ってタオルで髪を拭いていた。


私はお茶を入れて、成海くんの前においた。



「じゃあ…私も入ってくるね」



「あぁ」





私は2階にあがり、自分の部屋から部屋着を持ってお風呂へ行った。


成海くんが入った後だと思うと、いつものお風呂が違うお風呂に感じた。









お風呂からでると洗面所で、濡れた髪を軽く乾かし、また成海くんのいるリビングへ戻った。



私が成海くんの隣に座ると、成海くんはテレビを消した。


テレビを消すと、シ−ンと部屋が静まり返った。




「寝るか」




「うん」






二人で


私の部屋に行った。






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