初恋タイムスリップ【完】
私は部屋に入ると、ベットの脇の小さな電気をつけた。

小さな部屋がほんのり明るくなった。




ドキドキしていたら


後ろから抱きしめられた。


「美音」



成海くんは私の肩を持ち、自分の方へ向かせキスをした。



過去に戻って何度も唇を重ねた。




何度も角度を変え深さを増していくキスを、必死で受け止めた。





ベットに座らされ、ゆっくり私の体を押し倒し、


成海くんが電気を消した。





天窓を見ると、たくさんの星が見えた。




明日




未来へ帰る。




もう二度と

成海くんには会えない。





だって




私の心は決まっていたから。





【修正した過去を元に戻す】










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