初恋タイムスリップ【完】
「おじゃまします」
不思議に思いながら、2階へ上っていく成海くんの後についていった。
階段を上って2階の廊下を歩いていたら、成海くんの部屋の隣の部屋のドアが開いた。
背の高い男の子が出てきた。
髪の毛が少し長めのその男の子は、私を見た。
「優だよ」
え−−−!!!
こんなに大きくなったの!!!
「優、
俺の彼女の
み お 」
成海くんはゆっくり優くんに話しかけた。
優くんは笑顔で、私に会釈をした。
成海くんにそっくりだった笑顔は、そのままだった。
私も頭をさげて、成海くんの部屋に入っていった。