初恋タイムスリップ【完】
成海くんは朝、いつもより遅くきた。
私を見つけると、
「風邪大丈夫か?」
私のおでこに手をのせ、顔を覗き込んだ。
「うん…」
私は無理に笑った。
本当は全然大丈夫なんかじゃない。
でも成海くんに気づかれたくなかった。
成海くんと付き合ったことで嫌がらせを受けたなんて、成海くんに知られたくなかった。
家族のことも、成海くんには絶対に知られたくない。
私はますます、心を閉ざしていった。
私を見つけると、
「風邪大丈夫か?」
私のおでこに手をのせ、顔を覗き込んだ。
「うん…」
私は無理に笑った。
本当は全然大丈夫なんかじゃない。
でも成海くんに気づかれたくなかった。
成海くんと付き合ったことで嫌がらせを受けたなんて、成海くんに知られたくなかった。
家族のことも、成海くんには絶対に知られたくない。
私はますます、心を閉ざしていった。