初恋タイムスリップ【完】
震える手を抑えながら、私はゆっくりマフラーを成海くんの首に巻いた。


マフラーの形を整えている時、成海くんの顔が近づいてきた



これは


これって・・



どうしよう…



私は思わず、バッと成海くんから大きく一歩離れた。






「美音、ごめん…」



違う、成海くん違う…そういう意味じゃなくて



恥ずかしいし、どうしたらいいかもわからないし

違うって伝えなくちゃ…


「成海くん…」


「じゃ、また明日な」



「成海くん!」




成海くんは走って行ってしまった。






< 47 / 237 >

この作品をシェア

pagetop