初恋タイムスリップ【完】
これでいいんだ。



私に彼氏なんか無理だったんだ。

だから、お母さんに愛してもらえないんだ。





これでいいんだ、


成海くんと別れれば、

『なんであの子が…』って、変な目で見られる事もなくなる。



そう自分に言い聞かせていた。







中三になり、成海くんとはクラスが別れた。


学校でピアノを練習することもやめた。




成海くんと別れたことは、すぐに学校中に広まった。



それから嫌がらせをうけることもなくなった。






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