ドキドキトキメキ
こんなに胸が熱くなるような恋は初めてだ……。
前の好きな人は好きだったけど何もできなかった…
しようともしなかった…
でも今凄く一歩を進めるようなことをしたい。
とにかく、
燃える。
なにかが……
私の背中を押してくれてる気がする……
「で、アイはどう?かっこいい人見つけた?」
「え!?えっと……まだいない!!」
とっさに出た嘘。
いいにくいんだもん。
超モテモテの男に一目惚れしちゃったって、ありきたりな恋愛……
「うそでしょ~!わかるよん!最近変わったんじゃない?新しい恋してるかんじ!!」
なに!?
純麗はエスパー?
そんなにわかりやすいの?私って…
「隠すなよ~親友でしょ!!さぁ!言いなさい」
「う……えっとね…」
私はボソッっと純麗に言った。
どんな反応するかな…?
応援してくれる…?
「へ~!!意外!全く興味なさそうだったのに!!頑張ってね!応援するから!」
本当に?
どこかにあるモヤモヤがスッっと姿を消していった。
一目惚れしたことも話した
前の恋より、全然違う気持ちのことを話した。
凄く燃える恋ができたことを喜んでくれた……
気づいたらすぐに言えばよかった……
私って馬鹿。
親友なのに。
応援してくれるに決まってるのに。