ドーンッッッ!!
異世界間交流の次は、人種を超えた交流…ですと?
「…毒舌マシーンみたいな天使なんて居るのかよ…」
「あはっ。そこのキミ、言葉に気を付けなよ。
さもないと、命が無くなっちゃうからねー」
ニヤリ、とニヒルな微笑みで俺をドキリとさせた空澄だが
良く考えてみれば、天使が人の命をどうにかできるのだろうか…。
「お前、嘘吐きかー!!?」
「何叫んでんの?イミフーー!!
僕のお師匠様にかかれば、太陽の人生終わっちゃうんだからねッ!!」
「お師匠様って…神様か?神様ってフツー、人を助けるもんじゃねーの?俺無宗教だから良くしらねぇけど…」
「…ハッ!馬鹿だねぇ。僕のお師匠様はできるんだもんッ。
なんてったって、あの
死神だから……!!」
「あ………。何か、ゴメンな?追いこんじまったみてぇで…」
「嘘じゃないもんっ!!だからその同情の眼差しをやめてくれないかなっ?」
何だか支離滅裂な気がするんだが…。
この状況下で、ルナは蝶々を追いかけ始めたし
アイユに至っては耳を塞ぎながらしゃがみ込んでしまっている。
俺も早く授業に戻りたいし…。
そろそろ、この不毛な言い争いに区切りをつけようとしたのだが。
「じゃあ、僕が天使だって事、証明すれば信じてくれるんだよねッ!?」
と、涙を目に溜めながら訴えられて
不本意ながら その証明とやらをしてもらう事になった。