ドーンッッッ!!
「えーーーっと、ルナ。その方々は もしかしなくてもお前らの仲間…だよな」
「そうですよ~。こっちの、クィーンベルドの子が“カナタ・ハーミ”ちゃんで
もう一人がノーニの“ブラスカ・セファロ”さんです。
私達と同じく、ガンノードの捕獲メンバーです。これでみんな揃いましたね~」
えーっと。魔女っ子で眼鏡ッ子でドジっ子なカナタと
サソリみたいな毒舌美人がブラスカさん。
4人でガンノードを追ってるのに、何でみんなバラバラに行動してんだ?
そんな疑問が顔に出たのか、ルナが補足するように話を続けた。
「実は、途中の星まではみんな一緒だったんですが、だんだんと移動スピードがばらばらになってしまって。
私、時空魔法は得意ですから ガンノードに着いて行く事が出来たのですが…」
「…私は時空移動の機械を持ってるから…。でも、ルナの能力よりかなり劣る。
だからここに来るまでに時間がかかった」
と アイユ。
その説明を頷きながら聞いたルナは、チラリとカナタの方を見てから、また口を開いた。
「そうなんです。アイユちゃんはなんとか私の軌跡をたどって来れたのですが、二人は完全に私達を見失ってしまったようで…。
一旦、私たちの星 アローマデンクへ戻ってからここに向かったそうなんです。
ブラスカさんには時空移動能力がありませんので、カナタちゃんがブラスカさんを運ぶ形を取っていたのですが
カナタちゃんは時空魔法が苦手なんですよね…」
説明が終わり 苦笑いで、未だ泣きじゃくるカナタを見つめるルナだったが
俺は、何故そんな子をメンバーに入れたのだろうかという疑問が頭をよぎる。
そんな時、ブラスカさんがタバコを足で揉み消しながらルナに怒鳴った。
「…だーかーら!!あたしは、移動するならルナとが良かったんだよ!
コイツが幾ら防御魔法が得意だからって、何もあたしと組ませる必要なんかねーんだよ。
守られる前に倒して見せるっつーの!」
ああ、説明をありがとう!!