ドーンッッッ!!




「………え、何て?」



「キミは、頭だけでなく耳まで馬鹿になったのかい?


だから。


キミが、ガンノードをおびき寄せる囮になればいいと言ってるんだ」



ちーん




この場の空気が一気に氷点下に…!!


「は…ッ。
ははッはははッ!!

や…やだなぁ!!光夜さんったら、冗談キッツー…」



「冗談なんかじゃない。他人を巻き込みたくないんだろう?

それなら選択肢はキミしかないだろうが。


この中で愛があるのはキミと空澄と私だが―――――


戦闘力の全くない、言わば足手まといの太陽君が正に適任だと考えるのは当たり前の事じゃないか。


地球が回転するように、太陽が燃える様に、動物が呼吸するように


その案が出るのは、至極当たり前な事なのだよ」


ちょ…っ!

話しが宇宙レベルすぎやしませんか?




「だ…っダメですッ!!

それって、かなり危険ですよね…?

タイヨウの身の安全はどうでもいいという事ですか!?」



ルナ…!!

俺の身の安全を心配してくれるのかい?


不安そうな顔で俺と光夜さんを交互に見る動作にキュン死しそうです。



< 131 / 188 >

この作品をシェア

pagetop