ドーンッッッ!!




俺の唯一の贅沢である入浴剤を選びながら、とんでもない拾い物をしたな と後悔し始める。



ちょっと…いや、かなり可愛い子だけど…


なんか、言ってる意味が分かんない時もあるし、世間知らず過ぎるし。


良い子には違いなさそうだけど、俺には荷が重すぎる。



明日には出て行ってもらおう。



乳白系の色付きを選んで、また彼女が寝る部屋へと向かおうとしたが。


はた、と思いついた疑問。



あ、俺今夜どこで寝ようかな…。布団もひと組しかないし。



…ひと組…か…



ぐへッ



おうっ!!?俺は今何を考えていた!?


頭の中がどうしようもない位、変態丸出しの思考で埋め尽くされていたなんて!!


いかん。いかんぞ、太陽!!


幾ら可愛い子が家に居るからって、そんな………むふっ



1分程の短い時間の中で


俺の中の天使と悪魔が戦い、相討ちになって消えた。




助言をくれる奴らはもういない!!



考えるんだ。これは大事なことなのだ!!!





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