ドーンッッッ!!
空澄の説得には応じなかった光夜だったが。
「お願いします…!責任は私が取りますから…ッ!!」
と、ルナに上目づかいをされて
「分かりました…!是非貴方に責任を取って貰いましょう!結婚という形で、ね」
とか、良く分かんない解釈をしていた。ホッとしたのは確かだが、ドサクサに紛れて彼女の手を握るのはやめてほしい!!
でもまァこれで、ガンノードの考えを知る事が出来る。
大きな一つ目をぱちくりとさせて佇む彼女に視線を送ると、頷いて、ゆっくりとだが
自分がここに来た経緯、理由、潜伏中の事 その全てを話してくれた。
『私ハ、神によっテ特別に造ラレた神の子。
でモ…地上に落とサれテからすぐに、自分は欠陥品だとキヅいた。
星にタイして、人類二対しテ、守ろうトいう気持ちガ芽生えなかっタ。
コレでは神トしてコノ星ヲ守っては行けなイと思い
他ノ、神によって形成サレタ星を見る事で、ソノ答えが分かるのではないカと…。
ダカラ色んな星を渡り歩キ、神二大切にサレ、私二足りない感情を持つ人類を見つけタ。
それが、ここだっタ。
降り立った場所カラすぐ近くに、自分の持ちえない感情を持ツ人類が沢山集まる場所を察知し、潜伏したンです。
昼間は気配を消し、見ツからない場所に身を隠し、人類の動向を探った。
そしテ、ソレが“愛”と言う名の感情だと知った。
ダカラ、借りる事で自分の物二出来ると…。
メッセージを送って、来てくれタ人達から“愛”を借りテ、自分の中の感情に変化が訪れるのヲ待ったのです』